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by klavier
楽譜 楽書 つぶやき などなど (2005.1-)
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ショパン奇蹟の一瞬 /高樹 のぶ子
  ショパン奇蹟の一瞬 /高樹 のぶ子_c0044677_0283388.jpg


ショパンがサンドと過ごしたマジョルカ島の時代を取り上げたエッセイ
というか 一編の小説といってもよいぐらいの美文で書かれている

ショパンがサンドとの待ち合わせの場所に
乗り心地の悪い郵便馬車にのって急ぐ部分は、
同じ時代にショパンが馬車に乗って行く様子を見たような
息せき切った場面が思い浮かぶように 上手く書かれている

マジョルカ島は当時スペイン領で
南国の香りや猥雑さは 貴族的な性格のショパンにはあわなかったかもしれない
又天候も雨季で 暖かい南国の香りにつつまれることもなく
ショパンの病気のために 心地よい滞在場所も与えられず
廃墟のような修道院に暮らすことになった


ショパンはサンドと出会ったことが 不幸だったのか という問いかけ

あれだけの曲を作れたということは 幸福だったということではないか

CD付き

今は楽譜でもCD付きのものが多くなりました
同時に売れるからね


ショパン奇蹟の一瞬 /高樹 のぶ子単行本(ソフトカバー): 109ページ
出版社: PHP研究所
発売日: 2010/4/23
1365\
by klavier_noten | 2010-06-06 00:26 | 音楽書/音楽関係 | Trackback | Comments(0)