楽譜 楽書 つぶやき などなど (2005.1-)
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音楽療法の基礎(村井靖児 著)
プーケットの津波被害の後、被害にあった子供たちのケアをしている、療法士の方々の様子が放送されていました。被害直後に、すぐこういう措置が出来る事は素晴らしい事です。音楽療法も、戦争で精神的な病気をおった人々、特に軍人達、のために試みられたのが初めだそうです。著者の村井氏は、精神科医で、音楽にも大変詳しい事がわかります。
老人達のための療法の一例がありました。ある曲を聴いて、患者に、突然昔の記憶がよみがえり、言葉が話されたりする事があるそうです。童謡だったり、場末のジャズピアノだったり。出来事ー音印象−感情は、とても強い記憶の輪を作っているそうです。こういう場合は、クラッシックがいいとされていても、5、60年前に流行った曲などを、奏したりする事もいい事なのでしょう。 本書には、療法の実際のプログラムの流れなども載っていて、大変具体的でわかりやすい内容になっています。医師らしく、きちんと筋道だってかかれているので、初心者でもよく理解できます。 療法に使われるには、クラッシック音楽の場合、表題音楽より、絶対音楽の方がいいそうです。ドビュッシーなどはあまり効果がない。あまり感情が込められた音楽でない方がいい。ビバルディなどのバロック時代の音楽などがよい。確かにバッハなども、休む所がない、無窮動的な動きがあります。モーツァルトなども、情緒纏綿で奏されるものでないのでよいそうです。一つ一つ音が独立しているものが療法の中で重要な役割を果たすそうです。昨今、音楽療法が注目されているので、基礎的な事を知るために、役に立ちました。(2005-01-19)
by klavier_noten
| 2005-01-19 22:13
| 音楽書/音楽関係
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