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by klavier
楽譜 楽書 つぶやき などなど (2005.1-)
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悩む力/姜尚中
悩む力/姜尚中 _c0044677_023494.jpg

~戦後 人間を消耗品として扱わないことに懸命になりました
国のために国民があるのではなく国民のために国があるという方向に転換しようとしたのです

現在 話題沸騰中の書

漱石とウエーバーの作品を自身の人生と
巧みに絡めて 人生を語っている文章が逸品

自我というものは他者との関係の中でしか成立しないからです。
人とのつながりの中でしか「私」というものはありえないのです。
承認してもらうためには 自分を他者に対して投げ出す必要があるということです


他人とは浅くつながりこだわりのないように行動する
より
青白い苦悩
宙ぶらりんなものが青春なのだ
という

ネットに頼りすぎる世の中をを
情報と知性は別物

と注意を与える

人の愛し方 などの章もある

2008年4月の刊行
その後のすぐおきた社会的事件
その引き金となった暗部をここで語っている

漱石と同じようにできる範囲でお金を稼ぎ
じできる範囲でお金を使い
心を失わないためにモラルを探りつつ
資本の論理の上を滑っていくしかないのです


最終章では
脱力した 空想で終わっている
結構ウイットがある方ですね



集英社新書/680+
by klavier_noten | 2008-12-08 00:00 | 小説・エッセイ | Trackback | Comments(0)